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2007年2月25日 (日)

フランスの大統領選

次に挙げる三人の女性のうち、候補は候補でも別格の候補の方が一人だったような気がする。
アメリカのヒラリー候補、韓国の朴槿恵候補、フランスのロワイヤル候補。
トップを狙う三人の女性の中でも、政党の推す候補というのはロワイヤル候補だけではなかったか。

太平洋を挟んで隣のアメリカの候補、日本海ないしは対馬海峡を挟んで隣の韓国の候補に関しては、病床にあってもその名前をしょっちゅう聞いたり見たりする機会はあっても、フランスの候補はそうそう無いのでもともと政治の話に疎い小生などは全くよく分からない。「苦戦か善戦か、ものは言い様」、そんな感じだろうか。接戦、と言えば聞こえは良いのだろうが、失言やらなんやらで泥仕合のようだ。

フランスの大統領選、昔の話から順繰りと。ヨーロッパのウィットあるジョークか面白い話もちらほらでてきたりも。

(以下、毎日新聞の記事より引用)
フランス:ロワイヤル氏、偽電話に冗談で失言 コルシカ独立「国民は反対しない」

◇コルシカ独立「国民は反対しないと思う」

【パリ福井聡】仏左派野党・社会党の大統領選候補、ロワイヤル元家庭・児童担当相は24日、カナダのケベック州知事を名乗る仏コメディアンの偽電話にひっかかり、仏南部コルシカ島の独立問題を冗談半分に答えてしまった。

AP通信などが26日報じたところによると、右派与党・国民運動連合の大統領選候補、サルコジ内相に近いとされるコメディアンのジェラルド・ダーアン氏は、ケベック州のシャレ知事の声をまねてロワイヤル候補と電話で話した。同氏はロワイヤル候補が先日、同州の独立を支持するかのような発言で物議をかもしたことにひっかけてコルシカ独立問題を尋ねた。録音テープによると、同候補は「仏国民は反対しないと思う」と笑った後、「また新たな波紋を呼ぶから繰り返さないで、内密に」と述べた。

仏政府や国民の多数にとってコルシカ独立は認められるものではない。サルコジ内相は「冗談で済ます話題ではないが、冗談にしてはたちが悪い」と皮肉った。

同候補は25日にもラジオで仏政府所有の原子力潜水艦の数を聞かれて「1隻」と答え、司会者が「7隻だ」と言うと「そう、7隻」と言い直した。正解は「4隻」で、左派リベラシオン紙は「(大統領として)大丈夫かの疑念が右派以外にも広がっている」と書いた。毎日新聞 2007年1月27日 東京夕刊(引用終わり)

日本でもこういうジョークがあったら面白いのに。とはいえ、失言は失言で
(以下、産経新聞の記事より引用)
仏大統領選に“第3の男” バイル氏、左右泥仕合の隙突く

【パリ=山口昌子】今春の仏大統領選は、最大与党である保守・中道の国民運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ候補(内相)と社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル候補(元環境相)が激突する展開になっている。しかし、ここにきて両者のスキャンダル合戦や政策論争を背景に、中道政党、フランス民主連合(UDF)のフランソワ・バイル候補(党議長)が“第3の男”として浮上してきた。

最新の世論調査でバイル氏について「勇気がある」とみている回答が75%もあり、77%のサルコジ氏に迫る勢いだ。ロワイヤル氏の57%を引き離している。文化政策でロワイヤル氏を「信頼する」と答えたのが30%。サルコジ氏は16%、バイル氏は15%だった。

UDFは地方の伝統的な富裕層に支持されている。しかし、この層の人口減少に加え、ドストブラジ外相らUDFの有力議員が2002年のUMP結党に参加し、弱体化の一途をたどっていた。

ところが最近になってサルコジ氏とロワイヤル氏が激しい泥仕合を展開。サルコジ氏が内相の地位を利用して国家警察総合情報局(DCRG)を使い、ロワイヤル氏の選挙戦顧問を調査したと、スッパ抜きで知られる風刺紙「カナル・アンシェネ」が暴露した。ロワイヤル氏と事実上の夫のオランド第一書記が早速、「国家的事件」とサルコジ氏を非難した。

サルコジ氏は「噴飯ものだ」と疑惑を一(いつ)蹴(しゆう)。DCRGは「サルコジ氏の指示はない」と否定したが、仏メディアはロワイヤル氏の弟もDCRGの調査対象になったなどスクープ合戦を繰り広げ、泥仕合に拍車をかける。

ロワイヤル氏は、税制問題で社会党と距離を置く発言をしたほか、失言も目立つ。新年早々の中国訪問では中国に遠慮してか「人権」を「人間性の権利」と述べたほか、昨年の中東歴訪での失言やカナダ・ケベックの“独立”支持発言などもあり「外交が弱点」との評価が定着しつつある。

サルコジ氏はこのところ6つの世論調査でロワイヤル氏を上回った。敵失に加え、「過去との断絶」や「変化」の姿勢が評価されているからだ。しかし、福祉重視の経済政策「社会モデル」を修正する方針を掲げているため、保守支持層からも既得権の喪失につながると危惧(きぐ)する声が上がっている。

両候補の醜い足の引っ張り合いに有権者が嫌気を差せば、バイル氏が漁夫の利を得る格好で2回目投票に進出する展開も考えられる。(2007/01/30 21:53)(引用終わり)

そんなわけで低迷していたというか低迷しているのか。
(以下、産経新聞の記事より引用)
仏大統領選、本格舌戦スタート ロワイヤル氏VS.サルコジ氏
2月12日8時0分配信 産経新聞

■ロワイヤル氏 “らしさ”消え低迷

■サルコジ氏 左右支持者が評価

【パリ=山口昌子】4月22日の仏大統領選1回目投票が迫る中、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル候補(元環境相)と最大与党である保守・中道の国民運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ候補(内相)が11日、それぞれ重要会合を開き、本格的な舌戦をスタートさせた。支持率低迷に悩むロワイヤル氏に対し、サルコジ氏の優位が目立ち始めている。

逆転を目指すロワイヤル氏は同日、パリ郊外で全国書記大会を開いた。「低きに向かうフランスの無秩序をともに点検しよう」と訴えた。昨年11月に社会党公認候補に選出されて以来、各地で行った公開討論などを土台に作成した「大統領協定」を発表。約1時間半の演説で年金の5%引き上げや若年層の初就職支援、選択性移民など市民生活に比重を置いた百余りの提案を行った。

女優のジャンヌ・モロー氏や社会学者のエドガール・モラン氏らが会合に参加し、約600人の内外記者団が取材。ロワイヤル氏は今回、ミッテラン前大統領が再選を果たした1988年の大統領選で使用した会場を選び、必勝を期した。

ロワイヤル氏の選挙運動をこれまで仕切ってきた支持団体「未来への欲望」は退き、社会党が前面に出たせいか、これまで批判的だったジョスパン政府時代の目玉政策「週35時間労働」に関しては「否定的効果を減じるため交渉を開始する」との表現に弱められた。ロワイヤル氏の魅力は従来の社会党とは異なる新鮮さにあったが、党公認候補となったことで逆に“らしさ”が制約を受け、支持率低下につながっているようだ。

サルコジ氏の支持委員会も11日、パリ市内で約3000人を集めて開かれた。1月中旬以降の各種世論調査では数%差でロワイヤル氏をリード。こうした勝利予測を受け、サルコジ氏は会合で「われわれを団結しているものは同じ文化と同じ歴史の後継者であることだ」と述べ、「政治的開放」の方針を確認した。

左派系の哲学者アンドレ・グリュックスマン氏が「古い時代の苦悩と新しい展望と熟慮」の末にサルコジ氏支持を決めたほか、ロカール元首相(社会党)側近のブラン・エールフランス前会長ら左派系著名人も参加するなど、早くも「政治的開放」を印象付けた。

1月14日の党公認候補に選出された際の演説は「感動的で共感できた」と左派支持者のジャーナリストたちにも好評だった。2月5日の民放テレビの公開生番組でも「統治能力がある」「説得力がある」と左右の支持者から高く評価された。

番組では、批判を恐れて賛否の明言をしにくい同性同士の結婚やイスラム教徒の慣習の多妻、女性器の一部切除、いけにえ用の羊を自宅アパートで解体することにも明確に反対した。(引用終わり)

(以下、毎日新聞の記事より引用)
仏大統領選:ロワイヤル氏支持率、与党サルコジ氏と並ぶ

【パリ福井聡】フランスの調査機関IFOPは24日、今春の仏大統領選挙第1回投票での支持率予想として、左派野党・社会党のロワイヤル元家庭担当相(53)と、右派与党・国民運動連合のサルコジ内相(52)が共に28%で、並んだと報じた。ロワイヤル氏は1カ月以上もの間、サルコジ氏に支持率で引き離されていたが、19日に放映された民放TF1の番組「あなたに聞きたい」で2時間にわたって生出演した後に、急速に支持を盛り返している。

IFOPによると(1)ロワイヤル氏28%(前回比2ポイント増)(2)サルコジ氏28%(同5ポイント減)(3)中道派フランス民主連合のバイル議長(55)17%(同4ポイント増)(4)極右・国民戦線のルペン党首(78)11.5%(同0.5ポイント増)という結果となった。

上位2候補によって行われる決選投票の予想でも(1)サルコジ氏50.5%(前月比0.5ポイント減)(2)ロワイヤル氏49%(同4ポイント増)と、再び接戦となった。

ロワイヤル氏は「あなたに聞きたい」で、100人の男女からの質問に答えた。63歳の女性からの「女性として大統領職への心構えは」の問いに「男性以上に大変なのは事実だが、フランスは女性を大統領にする時を迎えた。私には(男性大統領とは)異なった手法がある」と断言。

車椅子に乗った60歳の男性が、自らの体が硬直した過程を涙を流して訴えると、ロワイヤル氏は彼に歩み寄り、肩に腕を寄せた。質問者の意見をよく聞き、落ち着いた対応でゆっくりと質問に答え、視聴者に好印象を与えることに成功した。毎日新聞 2007年2月25日 19時29分(引用終わり)

さてどうなることやら。

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