« 本音建前、民主党はもちろん参院の価値は | トップページ | 政治と金と言うより政治文化の問題 »

2007年1月26日 (金)

参院の価値は/外交演説の新機軸

結局は辞任した参院副議長、内実は泥沼と押し付け合い。議員の進退は個人ないしは国会の議決によって、と思うが・・・

良識の府である参議院の副議長の進退に、政党が云々するのはいかがなものかと思うが、政党はそんなこと言ってられない事情を抱える。ならば、副議長証人喚問でも参考人招致でも不信任決議案でも与党と共同して出せばいいのに、と思うが、そうも行かないのだろう。なにせ、参院が動かない。参院の選挙システムそのものを見直し、業界団体推薦がそれほど幅を利かさないようなシステムを作り、参院は参院といっても衆院とは主に支持する団体が違うからなんていう違いから力を得るものではなく、まさに「良識」の府として・・・なんていっても政治は数なのだが、どうにかならないものか。先の教育国会でいろいろやってたんだから、こういうところでこそ、いろいろやって「どうだ参院ってすごいだろう」ってなところを見せたらどうだったのか。

(以下、朝日新聞の記事より引用)
民主困惑 角田氏「副議長辞めぬ」、鳩山氏と綱引きに
2007年01月26日00時05分

民主党出身の角田義一・参院副議長(無所属)が01年参院選の自らの選挙組織で献金の不正処理があったとされる問題について、同党の鳩山由紀夫幹事長は25日、副議長辞任を含む対応を求めた。今国会で政治とカネの問題を追及する同党の立場から、厳しい態度で臨むべきだとして同調する声は執行部内でも強い。だが、角田氏は同日、辞任しない考えを重ねて強調。角田氏が副議長職にとどまれば党内の不満は鳩山氏に向かう可能性もある。

「一日も早く対応したい」。鳩山氏は25日の両院議員総会で、出席議員から出た「予算委員会が始まる前に身を処すよう小沢代表にお願いしたい」との訴えに、こう応じた。

角田氏は23日の会見で「お金の問題について何も知らないで今日まで来た」などと説明したが、鳩山氏は説明責任を果たしていないとみる。執行部内では同様の受け止めが多く、高木義明国会対策委員長も25日の会見で「まず本人が自ら公の場できちんと説明することが大事だ」と語った。

輿石東・参院議員会長は同日昼、こうした党内の意見を角田氏に伝えたが、角田氏は会談後、記者団に「辞める気がないことははっきりしている」と明言した。

鳩山氏ら厳しい対応を求める幹部は、角田氏が副議長職にとどまれば「政治とカネ」の問題で与党を攻めにくくなるとして、論戦が本格化する衆院予算委員会までの角田氏の辞任に期待する。だが、角田氏を副議長に推した参院民主党執行部は「本人の判断」(幹部)と様子見の構えだ。

角田氏は25日、必要があれば改めて釈明する考えも示したが、十分な説明がないまま角田氏が副議長職にとどまれば、党内の反発は、辞任に持ち込めない鳩山氏にも向きかねない。菅直人代表代行は25日の会見で「参院執行部さらには幹事長を含めてしっかり対応するものだと思う」と述べ、鳩山氏が事態収拾に責任を持つべきだとの考えを示した。(引用終わり)

で、新副議長が選ばれるとするなら民主党の参院からというのが慣例。参院幹部の上がりポスト、なんて感じにならなきゃ良いが。

(以下、産経新聞の記事より引用)
麻生外相外交演説 「自由と繁栄の弧」新機軸に

麻生太郎外相は26日午後の衆院本会議で、外交演説を行った。民主主義、基本的人権、市場経済など普遍的価値を共有する国との連携を目指す「自由と繁栄の弧」構想を日米同盟、国際協調、アジア重視に並ぶ日本外交の新機軸に位置づける方針を強調。また、国連改革に引き続き取り組み、日本の安全保障理事会の常任理事国入りに向け、新たな提案を検討する考えを表明した。

対北朝鮮外交については「拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はない」との基本方針を強調。拉致、核、ミサイル問題の包括的な解決に向け、引き続き国際社会と連携しながら「対話と圧力」の姿勢で臨むことを強調した。

また、日中関係は「政治と経済の両輪を力強く回し、共通の戦略的利益に立脚した互恵関係を築く」と表明。日韓関係も「未来志向の関係を打ち立てる」との姿勢を示す。北方領土問題では歯舞、色丹、国後、択捉4島の帰属問題を解決し、ロシアと平和条約を締結する方針で、粘り強く取り組むことを表明した。

さらに、日米関係を「外交の要」と位置付け、ミサイル防衛(MD)などの日米安保・防衛協力を一層加速させる考えを示した。

外交演説要旨

麻生太郎外相の外交演説要旨は次の通り。

【基本方針】戦後わが国は日米同盟、国際協調、近隣アジア諸国の重視という3本柱で外交の基礎を支えてきた。今、第4の柱である「自由と繁栄の弧」をつくろうとする方針を加え、日本の進路は一層明確になる。ユーラシア大陸の外周で弧をなす一帯に、自由と民主主義に基づく道を歩むか、歩み出そうとする諸国が点在しており、自由の輪を広げたい。民主主義、基本的人権、市場経済、法の支配といった普遍的価値を基礎とする豊かで安定した地域をつくっていきたい。

【日米関係】米国との関係は日本外交の要だ。米国と緊密に連携、北朝鮮やイランの核問題、イラク、アフガニスタンの復興、テロとの戦いなど国際社会共通の課題に対処する。弾道ミサイル防衛(MD)はじめ日米安保・防衛協力を一層強化、加速させる。在日米軍再編を進め、抑止力維持と沖縄などの地元負担軽減に取り組む。

【近隣諸国との関係強化】中国とは政治と経済の両輪を力強く回し、共通の戦略的利益に立脚した互恵関係を築く。韓国とは未来志向の関係を打ち立てる。オーストラリアとの経済連携協定(EPA)交渉は農業関係者の懸念に十分注意を払いながら進める。インドとの将来は大いに期待できる。EPAを含め協力関係を拡充していく。

重要な隣国であるロシアとは「日ロ行動計画」に沿って、さらなる関係発展に努める。懸案の北方領土問題は4島の帰属問題を解決し平和条約を締結するとの基本方針に従い、双方が受け入れられる解決策を見いだすよう粘り強く取り組む。

北朝鮮に対しては拉致、核、ミサイル問題の包括的解決に向け、粘り強く立ち向かう。拉致問題の解決なくして、日朝国交正常化はない。核開発は断じて容認できない。北朝鮮から誠意ある対応を得るために重要なのは国際社会と結束し、圧力をかけ続けていくことだ。ただし、対話の窓口は閉ざさない。

【その他の地域との関係強化】航空自衛隊の活動が続くイラクでは、治安改善が最優先課題だ。国際社会が実施するイラク支援に積極的に関与する。アフガニスタンでは国際テロの脅威を除去する取り組みが続いており、テロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊の活動を含め協力していく。

【国連改革】安全保障理事会をはじめ国連の包括的改革が必要だ。安保理常任理事国入りを目指すため、新たな提案を検討し、主要国はじめ各国と緊密に協議していく。

【国際経済体制の強化】世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)早期妥結に向け、積極的に取り組む。(2007/01/26 14:59)(引用終わり)

|

« 本音建前、民主党はもちろん参院の価値は | トップページ | 政治と金と言うより政治文化の問題 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/69096/5091971

この記事へのトラックバック一覧です: 参院の価値は/外交演説の新機軸:

» 角田参院副議長 辞任 [王様の耳はロバの耳]
角田参院副議長が辞任 政治献金不記載疑惑(共同通信) - goo ニュース 昨日26日のTVニュースを見ていると第166国会の開会式にお出でましの天皇陛下をお迎えする角田氏の姿をちらと見ましたよ その後は議場に入る同氏を追って報道陣の「辞任しないのか」との熱報ぶり 最後が夕刻「断腸の思い」と参院副議長を辞任する会見場面でした 辞任について無念の思いは良く伝わりましたが疑惑の説明は「会計責任者にまかせた」�... [続きを読む]

受信: 2007年1月27日 (土) 09:18

« 本音建前、民主党はもちろん参院の価値は | トップページ | 政治と金と言うより政治文化の問題 »