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2006年12月30日 (土)

中韓防衛白書、北朝鮮脅威盛り込み。日本に関してはよく言うよというもの

年の瀬、東アジア。中東とヨーロッパで大きなニュースという中、日本は不祥事と人事(なにがあろうと渡辺新大臣の発言通りに分限免職等の件が進むことを期待)と不可解なCM、中国は不透明感を隠そうと躍起で国防白書と上海、一番揺れているのは言うまでもなく韓国で政局が激動している、台湾では地震といろいろとあり、ロシアはガス交渉等でやきもきさせる中、どこの国も北朝鮮の情勢に注視という感じがする。

そんな中、中韓が国防白書を。

(以下、中央日報の記事より引用)
「北朝鮮、戦闘機40%前方配置」2006国防白書

国防部が29日に公開した「2006国防白書」によると、北朝鮮は核とミサイル、生物化学兵器など大量破壊兵器と放射砲など攻撃的な兵器を増やし、前進配置したことが明らかになった。在来式兵器による軍事力優位を大量破壊兵器と放射砲など非対称戦力に切り替えているのだ。これは老朽された艦艇と戦闘機の退役による補完措置と解釈される。

国防部は北朝鮮の核兵器製造能力をプルトニウム確保量と今年の10月9日に実施した核実験をもとに評価している。北朝鮮はプルトニウム40~50キロを確保したものと推定されており、この分量で6~7個の核爆弾を作ることができると判断した。しかし北朝鮮が半ば成功した核実験を補って核兵器を小型化する場合には10個以上のミサイル装着用核弾頭を製造することができるものと専門家らは見ている。我々には深刻な脅威になる。

また白書は北朝鮮が現在長距離弾道ミサイルテポドン2号を開発しており、7月5日のテポドン2号ミサイルとスカッド、ノドンミサイル何発(7発)かを発射した事実も明記した。「テポドン2号は射程距離6700キロを超えるものと推定できるが、運搬体の重さを減らしたり、3段階推進ロケットを追加装着したりすれば射程距離はもっと延長されるものと判断している」と白書は書いている。これによって北朝鮮は韓国をさらに迅速で正確に攻撃し、韓半島近隣に展開された米軍に対してもミサイル攻撃力を備えて有事時、韓半島米軍追加派兵に対する阻止を試みるものと見られる。

北朝鮮が最近2つの機械化軍団隷下機械化歩兵旅団を「渡河機械化歩兵旅団」として再編するのも注目する部分だ。北朝鮮はこの過程で機械化部隊に放射砲200発と渡河装備210台を増やした。韓国を侵攻する場合、放射砲で我軍に集中的な砲火を浴びせて対応することができないようにしながら、北朝鮮の機械化部隊が速やかに渡江する攻撃的な部隊編成だ。また戦闘艦艇の60%と戦闘機の40%を前方に配置したが、これは迅速な攻撃のための措置と見られる。

しかし北朝鮮軍在来式武器の老朽化は進んでいる。スパイ南下などに使われた秘密兵器である潜水艇が2004年12月に比べて10隻減った。海上警備艇170隻も海上で作戦が不可能なほど性能が落ちて地上軍(陸軍)警備艇に転換された。空軍も戦闘機10台など航空機30台が減った。今年ミグ戦闘機1台が落ちたのを含め、2004年から計5台の戦闘機が墜落した。地上軍の自走砲も200発減り、軍の当局は1960~70年代に生産された自走砲が淘汰されたものと推定している。(引用終わり)

(以下、東亜日報の記事より引用)
06国防白書、北の核実験を「深刻な脅威」と明記
DECEMBER 30, 2006 07:17

国防部は29日発刊した「06国防白書」で、北朝鮮が6、7個の核兵器を製造できる40~50キロのプルトニウムを確保していると推定するなど、北朝鮮の核脅威を全面的に打ち出す評価をした。

軍当局はこれまで、対外的に北朝鮮が保有している兵器級のプルトニウムが10~14キロと推定されると発表してきたが、北朝鮮が核実験を実施した翌日の10月10日に非公開で開かれた全軍主要指揮官会議で、北朝鮮が最大50キロのプルトニウムを抽出しただろうという結論を下した経緯がある。しかし北朝鮮の核実験にも関わらず、核保有国として認めないという方針に従って、白書には北朝鮮が核兵器を保有していることを明示しなかった。

また白書は、「北朝鮮の通常軍事力、核実験、大量破壊兵器(WMD)、軍事力の前方配置などが韓国の安保にとって『深刻な脅威』」だと位置づけた。

これは、04年の国防白書で「北朝鮮は主敵」という文言を削除して、「北朝鮮の従来型軍事力、大量破壊兵器、軍事力の前方配置などは『直接的な軍事脅威』」と明記したことより、北朝鮮の軍事的脅威がさらに深刻に評されているものだ。

「外部の軍事的脅威と侵略から国を保衛する」という国防目標の意味について、「現存する北朝鮮の軍事的脅威に最優先的に備えることを意味する」という具体的な説明も、初めて明記した。

日本の防衛庁が05年の防衛白書で、独島(ドクド、日本名・竹島)を固有の領土と表記したことに対する対応として、今回の白書は独島が韓国海軍の哨戒活動が行われる韓半島の付属島嶼であることを明確に示した。

国防部は06年国防白書を7000部発刊して、国会と行政部、各教育機関に配布し、インターネットホームページ(www.mnd.go.kr)に全文を掲載する予定だ。英文の白書は来年3月ごろ発刊される。(引用終わり)


(以下、産経新聞の記事より引用)
中国国防白書、北の核警戒 日米同盟強化に憂慮

【北京=野口東秀】中国政府は29日、「2006年国防白書」を発表した。白書は北朝鮮のミサイル連射と核実験により「朝鮮半島と東北アジアの情勢はさらに複雑で深刻さを増している」と指摘したほか、米国の軍事力増強と日米同盟強化に憂慮を示した。また、今世紀中ごろまでに「情報戦争に勝てる戦略目標を実現する」と強調した。

白書はアジア・太平洋地域の安全保障情勢について「米国が同地域で軍事能力を増強している」とした上で、「日米は軍事同盟を強化、軍事一体化を推進している。日本は憲法改正と集団的自衛権行使を追求しており、軍事力の対外的展開の動向は明白だ」と強い警戒感を示した。

また、「少数の国が軍事同盟を強化し、武力行使や威嚇を行っている」と暗に米国を批判したほか、台湾独立勢力の動きを「深刻」と指摘した。

白書は「中国脅威論」をかわすことと「軍の近代化建設」への邁進(まいしん)が柱となっている。

06年の国防費の見通しについて2838億元(約4兆3000億円)と明示したが、米国防総省の担当者はかねて実際の国防費は公表額の3倍と指摘している。急増の理由について給料や福祉など軍人の待遇改善、人材育成費用など人件費が増加したことを説明しただけで、透明性を求める国際社会の声に応えるものにはなっていない。

中国軍の規模は03年から20万人減少し、現在の人民解放軍の人員は230万人とした。海、空軍と戦略ミサイル部隊は増加し、武装警察部隊も現在、66万人としている。特に東シナ海ガス田問題などを念頭に近海防衛戦略を強化することを挙げ、原子力潜水艦によるとみられる核反撃能力を高めるとして日米を強く牽制(けんせい)した。「武器装備の自主開発能力の強化」を図ることも強調している。中国の国防白書は2年ぶり5回目。(2006/12/30 00:26)(引用終わり)

竹島にせよ東シナ海にせよ、どこの国が先に手を出しているかと言えば、韓国が不法に占拠し中国が無断でガス田開発を一方的に進めている。にもかかわらず・・・・

日米同盟強化はそうした背景だけで強められるものではなく、日本の安全保障や国際社会への責任や価値観を等しくしているからこそなどNATO等との絡みで進められているのだろうが、もう一つ挙げれば北朝鮮の行動と振る舞いがああであるから、ということも言えるだろう。そうした振る舞いを支えているのは一体どこなのかと、ド素人には思えてならない。

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