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2006年8月27日 (日)

酸性雨と不信感が国境を越える

「中国の環境悪化は、直接的に日本にも悪影響が及ぶのだから、日中で環境協力を進めよう」という分かりやすい上にきれいごとはもっともであるが、中国の問題点を無視したまま続ければ対中感情は悪化する。

靖国参拝に中国が強硬に反対している。ガス田開発を中国が強硬に反対している。この二つで対中感情が悪化しているというのは一面しか見ておらず、今までの「親中」というものがどういう風に見られているかについてあまりに無自覚だ。

真に協力をというならば、中国にこういうべきなのではないのか。「中国における環境状況の著しい悪化は、中国人の健康や生活の安全、中国の農水産物輸出にも悪影響を与えるのだから、日本の常任理事国入りを阻むためにアフリカを抱き込んだり、軍事拡張を続けるのではなく、中国の経済力や英知を環境対策に傾注すべきだ」と。

そういう話抜きに、日本が一方的に環境問題を名目に中国に経済・技術支援を行い、その裏で軍事拡張を続け、ガス田を一方的に開発し続けたとき、対中感情はこれまで以上に悪化するに決まっている。ODAで浮いた金で中国が軍拡を行っているといった批判が巻き起こっていたことを念頭に置くべきだ。

大体、中国の中央のみならず地方が本気にならなければ中国の環境状況悪化を食い止めたり改善したりなど出来るわけがないのだから。

(以下、時事通信の記事より引用)
酸性雨、国土の3分の1に影響=中国

【北京26日時事】新華社電によると、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の盛華仁副委員長は26日、同委で環境報告を行い、大量の二酸化硫黄の排出により、全国土の3分の1が酸性雨の影響を受け、一部地域では酸性雨の比率が100%に達したことを明らかにした。

二酸化硫黄の主要な排出元は石炭火力発電所とコークス工場で、昨年の排出量は2549万トンで世界最悪だった。(時事通信)- 8月27日1時0分更新(引用終わり)

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