« 何を言っているのか河野衆院議長 | トップページ | 人権擁護法案ではなく司法改革により人権侵害救済、教育改革によって人権侵害防止を »

2006年8月30日 (水)

環境管理型権力のみ強化のネット情報ウソ発見器に抱く危惧。とはいえ、小ブログもネット情報ウソ発見器にかかれば十分アレなんでしょうな

コラムニスト・勝谷誠彦氏の「勝谷誠彦の××な日々。」2006年08月27日づけで紹介されている、朝日新聞の記事そのものを「ネット情報ウソ発見器」なるアレなものを使い信憑率を調べてみたいと身もふたもないことを感じたりもしたが、危惧を抱く。

(以下、朝日新聞の記事より引用)
ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ
2006年08月26日15時41分

真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。研究機関と協力し、2010年までの開発を目指す。07年度予算では、まず3億円を要求する。

ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。

総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやらせるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。

完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに信頼性のある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%ですが表示しますか」などという注意表示もできるようになる。

扱う対象は、株式情報から国際情勢の解説、商品情報などさまざま。「この企業分析は適切か」「レバノン内政のこの記述は自然か」「オークションに出品されているこの外国電化製品の性能表示は本当か」などの疑問に答えられるようにするのが目標。

開発の焦点は、インターネットのなかから信頼できる関連情報を見つけ出せるかどうかだ。そのために、知識を関連づけて書かれた内容の意味を正確に判定する技術や高度な自動翻訳技術などを編み出す必要がある。(引用終わり)

勝谷氏は言論の自由から見た問題点と「この世に「絶対に正しい」などという事はないのだ」ということを記されている。
同じようなことを記しても単なるパクリになるが、ネット情報ウソ発見器に関する記事を読んで言論の自由から見た問題点と正しいことなんてあるのかという疑問を小生なども感じた。

加えて感じるのが、情報があふれかえる社会における秩序維持を東浩紀氏の言うところの「環境管理型権力」に大きく依拠して成立させるという発想に対する危惧である。「こういうことはやっちゃいけない」みたいな認識を埋め込む規律訓練型権力が機能せず、社会に対する信頼が薄れたがために、「こういうことをやろうにもできない」風な環境を整える環境管理型権力により社会秩序を整えるのは分からないでもないが・・・

そして、文革や拉致事件やソ連邦崩壊に対する評価を、こういうウソ発見器で当時やったところでどうなっていたのかと考えると、あまり役に立たないようにしか。

|

« 何を言っているのか河野衆院議長 | トップページ | 人権擁護法案ではなく司法改革により人権侵害救済、教育改革によって人権侵害防止を »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/69096/3264754

この記事へのトラックバック一覧です: 環境管理型権力のみ強化のネット情報ウソ発見器に抱く危惧。とはいえ、小ブログもネット情報ウソ発見器にかかれば十分アレなんでしょうな:

« 何を言っているのか河野衆院議長 | トップページ | 人権擁護法案ではなく司法改革により人権侵害救済、教育改革によって人権侵害防止を »