« 意外なほどに報じられた訪米 | トップページ | 明日の会談の党内評価はいかにとも感じるが・・・ »

2006年7月 2日 (日)

波紋と民主党内の小沢代表への求心力が高まりそうな選挙結果、民主党トロイカ訪中

滋賀の知事選。各候補者の主張や主な対立点や選挙の経過やどうしてこういう結果になったのかといった分析は、例によって雑な小ブログではそういう大切なところではなく別のところに注目してみる。

この知事選に関しては以前取り上げたのは6月の10日あたり。そのときも個々の候補者に関することではなく、民主党の徹底できない選挙戦略についてだった。小沢代表は相乗りはしないという方針を打ち出していたが、しかし結局は相乗りしたというものだった。そして、結果はというと・・・・・

(以下、共同通信の記事より引用)
新人の嘉田氏が当選 滋賀、現職3選果たせず

任期満了に伴う滋賀県知事選は2日投票、即日開票の結果、無所属新人で京都精華大教授の嘉田由紀子氏(56)=社民支持=が、無所属で現職の国松善次氏(68)=自民、民主、公明推薦、無所属新人で県労連議長の辻義則氏(59)=共産推薦=の2人を破り、初当選した。

投票率は44・94%で、過去最低だった前回の38・67%を6・27ポイント上回った。

政党の組織票を固め3選を狙った国松氏だが、自民党との相乗りをめぐり民主党本部と県連が分裂、陣営内の足並みが乱れたことが響いた。

女性知事は大阪府の太田房江氏、熊本県の潮谷義子氏、千葉県の堂本暁子氏、北海道の高橋はるみ氏に続き5人目。

環境問題の専門家の嘉田氏は、厳しい財政状況を強調し、東海道新幹線新駅の建設など大型公共事業について「もったいない」と凍結を主張。「滋賀県初の女性知事を」と新鮮さをアピールし“草の根選挙”を展開、女性や無党派層から支持を得たほか、国松氏の支持層も切り崩した。(共同通信)- 7月2日23時20分更新(引用終わり)

と、こうなった。

無論これだけではどういう投票行動があったのかどうかなんて言うことは分からない。しかしながら、ひょっとするとこの結果が徐々に各政党が地方選挙での候補者擁立の際に個々の候補者を調査の上決めて、選挙戦に挑むなど、いっそう党本部が主導して地方の政党組織を動かすという選挙戦が展開されるような動きを生み出していくかも知れない。また、民主党の本部周辺では小沢代表への求心力が増すようにも思える。ただし、その求心力増が小泉総理の例に見えられるようなあつれきを産む可能性もあるかも知れない。少なくとも、社民党の支持があったはあったものの「無所属の知事が勝利」した、ということよりも「二大政党時代の地方選挙の課題」という文脈で注目を集めるのかも知れない。そういえば、長野で知事選がというニュースもある、おそらくそれも政党と地方選挙のあり方という点でも注目が集まるのではないだろうか、とド素人は感じた。

民主党のトロイカ体制は外交ステージにまで及ぶことになったことを示す小沢代表の訪中。小沢代表の以前の言動からして前原代表と同じく対中追従とはならないだろうと思いたいところだが、もしそうなるなら前原代表の訪中時と違った対応を中国側や民主党の党内が示すなら、それは何か意味をしているだろう。対立点に関してはあまり表に発表しないか、もしくは発表されていない部分でなにかがあるかのどちらかだ。

(以下、産経新聞の記事より引用)
どう語る?安全保障 小沢代表あす訪中
≪野党第一党の党首としての発言に注目≫

民主党の小沢一郎代表は3日、代表就任後初の外遊となる中国訪問に出発する。4日には胡錦濤国家主席との会談も実現しそうだ。米国から帰国した小泉純一郎首相と入れ替わるように中国を訪れることで、「首相との外交スタンスの違いを際立たせたい」(幹部)との思惑もある。過去の訪問で「日本の領土保全に関し、中国側から干渉されるいわれはない」などと直言していた小沢氏。野党第一党の党首としての発言が注目される。

今回の訪中は、「中国側からの熱心な招請」で実現したという。中国側に、自民党総裁選を前に靖国神社問題を取り上げ、ポスト小泉を牽制(けんせい)したい思惑があるとの見方がある。民主党内には「中国側に利用される」(中堅)との慎重論もあった。

しかし、「米国追従の姿勢に終始した」(松本剛明政調会長)と民主党が批判する小泉首相の外交姿勢との「対立軸」を明確にするためにも、首相との関係が冷え切っている中国訪問を決めた。

靖国神社問題は、過去の訪中でも取り上げられ、基本的な意見の一致をみている。平成16年の訪中で、A級戦犯の分祀を要求する唐家●(=王ヘンに旋)国務委員に、小沢氏は「政治的な理由によって亡くなった人(A級戦犯)を祭ることは靖国神社の趣旨から離れている。けじめをつけるべきだ」と同調。最近も記者会見で、「天皇陛下も堂々と参拝していただける靖国神社にしてほしい」と、いわゆる分祀(ぶんし)論を展開している。

中国が警戒するのは、小沢氏の安全保障観だ。新たな「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)関連法案が議論になった11年、小沢氏は防衛協力の対象となる周辺事態に「台湾有事」も含まれると発言。中国人民解放軍の軍拡路線への懸念を表明したこともある。

16年の唐氏との会談では、尖閣諸島の領有権問題を自ら持ち出し「中国の主張に理があるとは思わない」と明言。唐氏も「この問題について論争したくない。特に小沢先生とは」と応じるしかなかった。

小沢氏は代表就任直後のインタビューで、「そんなこと本当に言ったのかというぐらいのことを(中国側に)バシバシ言っている」と語った。今回の訪中は「小沢外交の試金石」といえる。(07/02 00:08)(引用終わり)

小沢代表のみではなく民主党を代表したトロイカ外交としてバシバシ言ってもらいたい。
(以下、毎日新聞の記事より引用)
中国:沖縄・尖閣諸島付近で海洋調査 日本に事前通報なし

2日午前9時50分ごろ、沖縄県尖閣諸島・魚釣島(中国名・釣魚島)の北西約60キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、海水採取などの調査をしている中国の海洋調査船「東方紅2号」(3235トン)を第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船が発見した。日本側に事前通報はなく、調査船はその後も断続的に調査活動を行った。東シナ海の日本のEEZ内で、事前通報無しで調査する中国の海洋調査船を海保が確認したのは04年8月以来。

11管によると、調査船は2日午前6時前、魚釣島の南西約24キロで巡視船が視認。その後、北北西に航行しながら計4回、海水や海底の泥を採取するなどしており、科学的な調査を行っているとみられるという。2日午後8時半現在、調査船は日中中間線付近のEEZ内を航行中で、巡視船1隻が監視している。

日中両国は双方が主張するEEZ内で海洋調査する場合、01年4月から相互に事前通報することで合意している。巡視船は無線などで調査の中止を要求したが、応答はなかった。外務省は2日、外交ルートを通じて中国に抗議。中国側は「事実関係を確認する」と答えた。【河津啓介】毎日新聞 2006年7月2日 20時25分 (最終更新時間 7月2日 21時46分)(引用終わり)

中国・韓国が虎視眈々と日本の海洋資源を狙い、挑発し、実際に行動しているときに友好を確認するということにはならないだろうが。

|

« 意外なほどに報じられた訪米 | トップページ | 明日の会談の党内評価はいかにとも感じるが・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/69096/2475780

この記事へのトラックバック一覧です: 波紋と民主党内の小沢代表への求心力が高まりそうな選挙結果、民主党トロイカ訪中:

» 滋賀県知事選 嘉田氏当選 [王様の耳はロバの耳]
滋賀知事選、現職敗北に自・民・公が危機感 (読売新聞) - goo ニュース 選挙から一夜明けた時の新知事嘉田氏のTVインタビューを見た 240億円の新幹線新駅の無駄をもったいないと指摘し建設凍結を政策の中心に無党派層の支援を受け当選した模様 40数パーセントの投票率で無党派の勝利の示す所は大きい {/kaeru_fine/} 小泉総理がぶら下がり会見で「自民、民主、公明の3党推薦を破ったのだから国民の期待は別の所にあったの�... [続きを読む]

受信: 2006年7月 4日 (火) 12:49

« 意外なほどに報じられた訪米 | トップページ | 明日の会談の党内評価はいかにとも感じるが・・・ »