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2006年5月22日 (月)

朴槿恵ハンナラ党党首襲撃事件、これは政治的テロなのだと

朴槿恵ハンナラ党党首襲撃事件に接した際、一番気になったのは容態と安否、そして文世光事件では母である陸英修女史を亡くし、その後「漢江の奇跡」を成し遂げた父・朴正煕元大統領をクーデターで亡くしたということや、現在繰り広げられている地方選と2007年の韓国大統領選への影響はということが頭をよぎった。
が、テロだと認識したのは韓国メディアの報道に接してからのことだった。

(以下、中央日報の記事より引用)
<朴槿恵テロ事件>デモクラシーの後退に市民の怒り

「朴槿恵(パク・クンヘ)ハンナラ党代表テロ事件」に対して各界関係者は「民主化になって影をひそめた政治テロがまた発生した」と懸念を表明した。一部市民とネチズンたちは「対立と分裂が今回テロを呼んだ」と徹底的な捜査を注文した。

◆「デモクラシー後退」=女性野党代表に対するテロに一般市民たちは驚きを隠すことができなかった。

キム・チュオクさん(29、女性)は「女にとって顔は生命といわれるほど大事なのに刀で切りつけるなんてとても恐ろしいし、あきれる」とし「同じ女性として『私が朴代表のようにテロにあったらどうしよう』と思っただけでも全身が震える」と言った。

テロによる民主主義の後退を心配する主張も多かった。シン・グァンヨン中央大学社会学科教授は「解放後、はなはだしかった政治テロが1970~80年代国家権力による暴力に変わってから民主化され消えた」とし「今回のテロは確かに民主主義の後退」と診断した。

ハ・チャンウ弁護士(大韓弁協公報理事)も「野党代表に対するテロは韓国社会で数十年前に消えたもの」とし「左、右翼理念対立の時期にあった現状がまた現われた」と言った。専門家たちはまた今回の事態の原因を社会の二極化と公権力崩壊などにみている。

クァク・グムジュソウル大心理学科教授は「政治的テロ性格の犯罪は貧富の格差が大きく、対立が多い社会で現れる」とし「社会全般に対する不満を社会指導者層に表出させたもの」と言った。キム・ウォンチ弁護士は「公権力や国家権力が弱化し、挑戦を受ける現状の間接的表出」と診断した。

◆ネチズン、徹底的な捜を要求=ネチズンパク某さんはジョインス・ドットコムへの書き込みに「暗殺を目的にした政治テロである可能性が大きいと見られる。その上、多くの人の前でしたことなので、死を覚悟したようにも見え、決して単純な犯罪ではない」とし、徹底的な捜査を促した。不始末な警護の問題点も指摘された。

ネチズンチェ某さんは「野党代表の身近警護がそれしかできていないのか」とし「今回のことを契機に警護問題も積極的に論議する必要がある」と主張した。(引用終わり)

これが政治的なテロであると報じられているのは、韓国政治の歴史の中でさまざまなことがあったと言うこともあるのかも知れないが、恐怖をもって政治をコントロールするようなものをテロだというのだ。一報接した際にテロだと感じない小生は鈍感すぎる、と痛感した。

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