« また人権侵害とするのか曖昧なものを2007年に出すつもりか | トップページ | 民主党挙党体制、要するに「金太郎あめ」でそのうち派閥順送りか。片や自民党の派閥政治の派閥は「氷」状態か »

2006年4月 7日 (金)

バラバラ民主党内で正確な票読みをしていた小沢代表、自民党にとって「饅頭怖い」では済まされない

「民主党の代表選挙の票は読めない、なぜなら派閥ではなく束縛の緩いグループでいくつかのグループを掛け持ちしているから」だから概数しか読めない。だからこそ前原前代表が最後の最後で逆転できたのだと言われるぐらいである。

民主党のベテラン、というよりも創業メンバーの菅議員ですら

(以下、日本経済新聞の記事より引用)
菅氏、小沢氏の一騎打ちに・民主代表選

偽の送金メール問題で窮地に陥った民主党の再生を担うのは菅直人氏(59)か、小沢一郎氏(63)か――。前原誠司代表の辞任に伴う民主党代表選は7日午前に告示され、菅、小沢両氏が立候補を届け出て一騎打ちが確定した。午後の両院議員総会で党所属の国会議員192人が投票し、新代表を選出する。小沢氏が党内に支持を広げて優位を保ち、菅氏が追う展開となっている。

菅氏は同日午前、議員会館で記者団に「理解をしてもらっている方がじわじわ増えている。直前の話を聞いて決める人も多いので、日本の社会を立て直す思いをしっかり語りたい。人事をギリギリまで尽くして天命を待つ」と語り、追い上げムードを強調。曇り空を見上げて「僕の中では青空だ」と微妙な心境をのぞかせた。

午前中は議員会館で、野田佳彦前国会対策委員長や仙谷由人幹事長代理ら勝敗のカギを握る中堅・若手グループの有力者を訪問。最後まで支持を訴えた。

小沢氏は国会近くで記者団に「民主党が政権を担える政党になろうと、みんなで力を合わせることに尽きる」と抱負を語った。 (11:46)(引用終わり)

ギリギリまで決める人にかけていたと言えるだろう。負けると言うことは読めていたとしても、圧倒的な票差は読めていなかったのではないか。

それに引き換え、読めていたのが小沢新代表。

(以下、TBS News iの記事より引用)
小沢民主党、今後の焦点は執行部人事

7日に行われた民主党の代表選びでは、所属議員の総会で投票が行われました。事前に110票は固いと言っていた小沢陣営の選対幹部は、その110票に加え、獲得に半信半疑だった票が10票ほどあったとして、結果は大体の読み通りだったと明かしました。

7日朝の段階では、小沢陣営から「ぎりぎりだ」という厳しい見方も流されましたが、これは陣営の気の緩みを引き締めるためだったようです。

一方、70票台に乗せたとしていた菅陣営は、浮動票の獲得に期待を寄せていましたが、その後、思惑が外れてしまったようです。

今後の焦点は執行部の人事に移ります。小沢新代表は7日夕方の会見で、菅氏の処遇について聞かれ、「二人三脚でやっていく」と述べ、執行部入りを要請する考えを示しました。

また鳩山氏についても、挙党態勢に腐心してくれたとして、重要ポストで処遇する考えを明らかにしています。小沢新代表は、こうした執行部人事を「8日中に報告したい」と述べています。

党内には今回の47票という票差は、小沢さんにとって、やりやすい開きだったのではないかとして、党内に「しこり」が残ることはないという楽観的な見方をする議員もいます。メール問題から代表選への突入で、国民の関心が一段と高まった民主党。これを党再生のきっかけにできるかどうか、小沢新代表の手腕が問われます。(07日17:56)(引用終わり)

47票差ともなれば、従来の小沢代表の手法に期待している人間が相当数いる、ということだろうか。

(以下、NHKニュースの記事より引用) 小泉首相“手ごわい相手だ”

小泉総理大臣は記者団に対し「おもしろいめぐり合わせだ。私が国会議員に初当選したとき、小沢氏は主流派で、私はずっと反主流派だった。自民党の手のうちをよく知っているので手ごわい相手だ。小沢氏は自民党時代は総裁候補で、私はまったく相手にもされてなかった。かつて自民党の幹事長だった人が野党の党首になる。そこが人生のおもしろいところだ」と述べました。また、小泉総理大臣は、「ポスト小泉の条件にすぐ変化があるとは言えない。これから衆議院選挙までは間がある」と述べるとともに、「これからの対応次第だが、だんだん保守二大政党になっているのかな」と述べました。 04/07 19:30(引用終わり)

この手の発言、まだ何の解決もしていないがせメールの余韻もあり、「饅頭怖い」と同じではないかと思ったりもするが、マジなのだろう。
(以下、毎日新聞の記事より引用)
民主党:小沢新代表、「総仕上げ」賭けた最後の勝負に

小沢一郎・民主党新代表は、自民党田中−竹下派のプリンスと言われながら自民党を離党、非自民政権を実現させたものの、新生、新進、自由の3政党を次々に作っては壊した。その軌跡は、政党の「壊し屋」と形容される。「2大政党」を掲げながらも、自民党と連立を組んだ一時期を除けば、この約10年間は野党暮らしで、不完全燃焼の連続だった。それだけに今回の代表就任は、小沢氏にとって「長い政治人生の総仕上げ」を賭けた最後の大勝負になりそうだ。【中川佳昭】

「田中・竹下派支配」の昔の陰影がちらりとのぞいた。先月31日夜、小沢氏、羽田孜元首相、渡部恒三国対委員長、国民新党の綿貫民輔代表の69年衆院選初当選組が、東京都内の中華料理屋で会食した。小沢、羽田、渡部の3氏は、往年の「竹下派7奉行」。昨年の郵政選挙で自民党を追われた綿貫氏が「民主党頑張れ」と3人を励ました。「自民=福田赳夫元首相系、民主=田中角栄元首相系という今の2大政党の深層断面」(藤井裕久元蔵相)をほうふつとさせる光景だった。

福田・安倍(晋太郎)系だった小泉純一郎首相は小沢幹事長時代の副幹事長。「経験豊富で自民党のやり方も心得ているから手ごわい」と警戒心を隠さない。ポスト小泉に名が挙がる福田康夫元官房長官は、小沢幹事長で戦った90年衆院選で初当選、安倍晋三官房長官は小沢氏が非自民政権を誕生させた93年衆院選で初当選した。「今」と「次」の政界のキーマンたちも、政治経歴では小沢氏に圧倒される身だ。小沢氏をよく知る青木幹雄参院議員会長は「メンツをかけて全力でやってくる」と警鐘を鳴らす。

「剛腕・小沢」「選挙に強い小沢」。今日も語られる小沢待望論の原形は、ほとんどが自民党時代に出来たものばかりだ。人事と資金を一手に掌握する幹事長ポストを好み、舞台裏で力を振るったことに起因している。小沢氏に対する自民党内の警戒感は依然根強い。

しかし、小沢氏が同党を去って年数がたち、往年の小沢氏を知る自民党議員の数も減って「小沢神話」が薄れてきているのも確かだ。「政治家としての賞味期限が小沢氏に重くのしかかる」との見方もある。小泉首相と激しく対立した野中広務元幹事長でさえ「芝居の役者としては小泉さんの方が上」と語り、神通力の衰えを指摘した。

投票結果には、民主党内の小沢氏に対する懸念が表れた。新進、自由両党時代に、党首として批判勢力を排除する「純化路線」を進めた記憶が生々しいためだ。政党の離合集散を繰り返す中で、船田元・元経済企画庁長官、二階俊博経済産業相ら離反した側近は多い。自民党に復党し、総務局長として昨年の郵政解散・総選挙を大勝に導いた二階氏は「小沢神話は虚構」と厳しく批判する。小沢側近として知られた藤井氏は「壊し屋といわれるのは、政治家にも政策にも黒白をはっきりしすぎたから。小沢氏の個性と挙党体制確立をどう調和させられるかが今後の課題だ」と語る。毎日新聞 2006年4月7日 20時05分(引用終わり)

見ようによっては、党を割って角福戦争をもう一度やろうという話になったりするように、見えなくもない。

|

« また人権侵害とするのか曖昧なものを2007年に出すつもりか | トップページ | 民主党挙党体制、要するに「金太郎あめ」でそのうち派閥順送りか。片や自民党の派閥政治の派閥は「氷」状態か »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/69096/1387944

この記事へのトラックバック一覧です: バラバラ民主党内で正確な票読みをしていた小沢代表、自民党にとって「饅頭怖い」では済まされない:

« また人権侵害とするのか曖昧なものを2007年に出すつもりか | トップページ | 民主党挙党体制、要するに「金太郎あめ」でそのうち派閥順送りか。片や自民党の派閥政治の派閥は「氷」状態か »