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2006年4月 1日 (土)

四月馬鹿のこの良き日に〜民主党の嘘のような本当のニュース〜

次の3つのうち、本当に報じられている話はどれ?

1.民主党には、ガセメールの仲介者を雇用しようという話があった
2.鳩山幹事長は永田議員に鳩山幹事長の地元担当の秘書となって勉強しろと勧めた
3.今回の辞職騒動は与党幹事長の訪米日程にまで波紋を広げている

1.について、「真実」
政党組織への就職にはいろいろな形があるようである。

(以下、スポーツニッポンの記事より引用)
西沢氏 民主党雇用計画もあった!

民主党は31日、偽メール問題についての調査報告書を公表した。永田氏と野田佳彦国対委員長(当時)が、情報提供者の情報やメールが記録されているというハードディスクを「1000万円程度」で買い取れないか検討していたことが明らかになった。

交渉は成立せず、報告書は最終的に情報仲介者の出版社役員西沢孝氏への金銭提供はなかったと結論づけたが、メールの信ぴょう性の裏付けが困難を極める中、永田氏らはカネで情報を買おうとしていた。

報告書によると両氏の問題のやりとりは、質問から3日後の2月19日。永田氏は、西沢氏から「“情報提供者”が持っているさまざまな情報が入力されたハードディスクを売ってもいいと言っている」との電話があったと野田氏に報告。野田氏は「西沢氏と“情報提供者”とハードディスクを保護下に置くことが最優先」と判断、西沢氏らを「職員として雇用」することも考慮していた。[ 2006年04月01日付 紙面記事 (引用終わり)

ちなみに、民主党 「メール」問題検証チーム報告書には次のような下りがある。
(以下、民主党 「メール」問題検証チーム報告書p.37より一部引用抜粋)
3)危機管理機能の強化
①リスクを顕在化させないための機構を設置し、議員プロジェクトチームの活動についてリスクの発生を予防する。そのため、例えば、個々の議員が随時相談もできる窓口として、外部専門家の参加を得てのコンプライアンス委員会を設ける。

②リスクが顕在化したときの対応について、その責任を明確にしたうえで、危機管理対応の部局を設け、とりわけメディア対応に成熟した専門スタッフを養成することに努める。(一部引用抜粋終わり)

あんなメールでいろいろやっていた「リスク」そのものに危機管理対応の部局を設け、とりわけメディア対応に成熟した専門スタッフを養成しなければならないと言われる現スタッフの皆様の心中察してあまりある。

2.について、「真実」
議員の秘書になる方法もいろいろな形があるらしい。

(以下、ライブドア・ニュースの記事より引用)
前原代表退陣「一から出直す」

【ライブドア・ニュース 03月31日】− 民主党の前原誠司代表は31日夕、東京都千代田区の党本部で記者会見し「自ら代表を辞し、一議員となってもう一度、一から出直し、頑張っていきたい」と、代表辞任の意向を改めて表明した。
 
前原氏は半年間の実績として、対案・提案路線の定着を挙げ、今後の継続を求めた。後任については「(偽送金メール問題の)責任をとって辞める人間が言うことではない」と明言を避けた。

前原氏が代表辞任を考え始めたのは、偽送金メールについて「確証がある」と断言した上で臨んだ党首討論の2日前にあたる2月20日。野田佳彦・国会対策委員長(当時)から、メールの信憑性について「本物でない可能性が高い」と聞かされ、責任を感じたとしている。その後、同28日の永田寿康議員(民主党の党員資格停止中)の謝罪会見を経て、前原氏は事態の収拾にあたるため、辞任の考えをいったん撤回した。

前原氏の後に会見した鳩山由紀夫幹事長によると、前原氏は29日午前、メール問題の調査報告書について面談に訪れた同幹事長に対して「報告書の提出を機に辞めようと思う」と辞意をもらし、31日の退陣表明に至ったという。

永田氏の議員辞職について、前原氏は30日に永田氏と電話で30分ほど話しただけ。一方、鳩山氏は31日午前10時から2時間、永田氏と面談し、議員辞職の意向を受けた。鳩山氏からは、同氏の地元担当秘書として選挙区で勉強することなどを勧めたという。その後、永田氏は民主党に辞職願を提出した。

鳩山氏は、後任選びについて「派閥やグループの次元での抗争を繰り返してしまうということだけは何としても避けなければならない」と強調。出馬がささやかれる小沢一郎氏については「国民のみなさんに民主党が変わった姿を見せるための候補者のひとりではないか」と評した。【了】(引用終わり)

ちなみに、これに類する前例が民主党にはある。この前例の時には、世論から非難を浴びた。
(以下、共同通信の記事より引用)
議員辞職の都築氏が町長に 愛知県一色町、現職破る

29日投開票の愛知県一色町長選で、元秘書らの公選法違反事件に絡んで2004年に衆院議員を辞職した都築譲氏(55)=無所属=が、現職の大河内光行氏(63)=同=ら2氏を破り初当選した。

国会議員経験者が町長に当選した例としては、元参院議員で、1998年に山口県平生町長に当選し現在2期目の山田健一氏(59)などの例がある。

都築氏は一色町出身。2003年の衆院選で愛知15区から民主党公認で出馬し比例東海ブロックで復活当選したが、元秘書らの公選法違反事件を受け04年11月に議員辞職した。

辞職後、昨年1月から9月まで、民主党の岡田克也前代表の秘書を務めた。(共同通信)- 1月30日9時47分更新(引用終わり)

3について、「真実」
このメール騒動に関しては、自民党を利するだけということがよく言われているし、その通りである面も多いが、今回の辞職はなんと与党の外交日程を揺るがしていると報じられている。
審議拒否・野次・がせメールという形で与党攻撃を行っている民主党に新しい武器が加わったことになる。

(以下、サンケイスポーツの記事より引用)
民主党執行部が総退陣!前原代表が辞任表明、永田氏は辞職へ

民主党の前原誠司代表(43)は3月31日、メール問題の責任を取って代表辞任を表明、鳩山由紀夫幹事長(59)ら執行部も総退陣することになった。この事態に自発的辞職を拒んでいた永田寿康議員(36)も抗しきれず、議員辞職願を提出した。同党は7日の両院議員総会で次期代表を選出することを決めた。小沢一郎前副代表(63)らが浮上しているが、党内には強い小沢アレルギーがあり、意外な人の名前まで挙がり始めた。

永田氏が「送金指示メール」を衆院予算委で取り上げた2月16日から44日目。代表就任から数えると196日目。迷走を重ねて傷だらけの前原体制が、ついに倒壊した。

前原代表は31日午前、党幹部に辞任の意向を伝えた。午後の両院議員総会で「メール問題を党首討論で取り上げ、さらにこれまで引きずってしまったすべての責任は私にある。代表を辞して、人心一新で再スタートしたい」と言明。「今日でけじめをつける」と、むしろ吹っ切れた表情をみせた。

総会後の会見で、辞任を意識した時期を「2月20日」と打ち明けた。小泉純一郎首相(64)との党首討論の2日前で、当時国対委員長の野田佳彦氏(48)からメールが本物でない可能性があると聞き「自身の責任を頭に入れ始めた」という。

メールがニセと判断した2月28日の段階では、任期の9月まで代表にとどまることも想定した。だが、永田氏が党幹部による再三の議員辞職要請を拒み続けて党への批判が強まり、事態収拾には代表辞任するしかないと判断したようだ。

前原代表は30日夜、永田氏と30分ほど電話で話し、議員辞職しなければ「永遠に(選挙で)公認できない」と迫ったとされる。会見では「私の覚悟、決意をにじませる形で話した。思いは伝わったと理解している」と述べた。

31日には鳩山幹事長が永田氏に直接会い、自発的に辞職しなければ除名などの再処分に踏み切ると通告。この時も難色を示したが、代表の辞任表明で、ようやく衆院議長に議員辞職願を出した。前原代表が永田氏と共倒れとなった形だ。

焦点は後継代表に移る。党規約は任期途中で代表が辞めた場合、両院議員総会で代表を選出できると規定しており、7日に同総会を開くことを決めた。

候補には小沢前副代表、菅直人元代表(59)…相も変わらぬ“昔の名前”ばかり浮上。有力とされる小沢氏は、党内の一部に根強い“小沢アレルギー”があり、党分裂の懸念すら指摘される。菅氏に至っては代表3度目となり、少々うんざり。

民主党は寄り合い所帯の内紛が“お家芸”となったが、党の顔としての“玉不足”も改めて露呈した。

◆小林良彰・慶応大教授(政治過程論)の話

「遅きに失した最悪の辞め方。1カ月前なら自分の首と引き換えに永田議員や情報源を守ることもできたかもしれず、世間の風当たりも弱まり、前原代表の将来もあった。今ごろ退陣しても無意味で“無駄死に”。あまりにお粗末で、民主党には危機管理能力がないと言わざるを得ない」

★後継代表に小沢氏が意欲

後継代表は7日に選出されても任期は前原氏の任期だった9月まで。9月には改めて代表選挙が行われることから、暫定的な色合いが強い。このため「トボけた味わいの“御老公”が党内をまとめるには適任」と、渡部国対委長を推す声が中堅、若手から出始めている。また昨秋衆院選の大敗で辞任したばかりの岡田克也前代表(52)の再登板説もある。

小沢氏=写真=は、鳩山幹事長が3月30日夜に代表就任を打診した際は固辞したが、自分に近い議員グループが31日に代表選擁立を持ちかけると「ぜひ頑張っていこう」と意欲を見せたという。小沢氏は以前から、周囲にかつぎ上げられる形での代表就任を狙っているとされるだけに、国対委長就任直後の渡部氏に「(小沢氏には)変な側近がいる。変な動きをしたら(次期代表に)させない」とクギを刺されている。

★永田氏が陳謝「政治と社会を混乱させた」

辞職願を提出した永田議員が会見して「政治と社会を混乱させ、深くおわび申し上げます」と、何度も深々と頭を下げた。議員辞職を決断したのは同日朝だが「進退はずいぶん前から考えていた」という。報道陣からは党執行部の総退陣という事態を招いた決断の遅れに質問が集中。「もっと早い段階で辞職していればダメージを小さくできた、と言われればたしかにそう。甘かった、と言われればそのとおり」と、厳しい表情を浮かべた。

懲罰委員会で「だまされた」と繰り返した、メール仲介者の西沢孝氏については「こうなったのはすべて私の責任。西沢さんに特別な感情は持ち合わせていない」と淡々と語った。

★永田氏が誇張と指摘…「メール問題」で党内検証チーム

メール問題で民主党の検証チームが3月31日、報告書を公表した。メールを持ち込んだ西沢氏について永田議員が、信頼に足る人物であると党幹部らに誇張、銀行口座情報など「事実に反する情報を伝えて誤信させた」ことが原因と指摘。西沢氏は同党の調査に対し、永田氏にメールを持ち込んだことを認めたが、メールの作成者などは不明。報告は「調査は不可能」と結論。西沢氏への金銭提供は否定したが、西沢氏がメールを持ち込んだ動機などは未解明のままだ。また前原代表が2月の党首討論でメールを取り上げる前日、同党議員が送信元と送信先が同一のメールを入手したことも明記。にもかかわらず前原氏が党首討論で「確証」を得ていると発言したと指摘している。

報告はさらに、西沢氏について「作り話や事実の粉飾」で永田氏を「だました」と批判。当時の野田国対委員長は永田氏からメールについて報告を受けた際、「他に漏らすな」と指示、確認作業を永田氏一人に委ねたことが、他の議員らによる吟味を阻み永田氏の誇張を見抜けなかったと反省している。

また永田氏と野田氏が、メールを保存しているディスクなどを「1000万円程度」で買い取ることも検討したが西沢氏が断り、党顧問弁護士も反対したため見送った経緯があったことも明らかにしている。

★懲罰委、永田氏の喚問を取りやめ

永田氏の議員辞職願提出を受け、同氏への懲罰動議を審議している衆院懲罰委員会は3月31日、4月4日に予定したメール提供者の西沢孝氏に対する証人喚問を行わないことを決めた。自民、民主両党の同委筆頭理事が電話で協議し、辞職願提出で同委の審議案件自体が消滅したことを確認。4月3日の同委理事会で正式に案件消滅を了承する。

同委が懲罰審議を途中で打ち切るのは、昭和23年12月に泉山三六氏に対する動議が同氏辞職に伴い消滅して以来。永田氏の辞職は4月4日の衆院本会議で正式了承される。

★「とても戦えない」千葉7区補選の民主陣営

衆院千葉7区補欠選挙(23日)を控え、民主党公認の太田和美氏陣営は「候補決定前に決着を付けるべきだった。とても戦える状況でない」と総退陣が決まった執行部を批判。党千葉県連幹部は「執行部の対応のまずさが有権者に伝わってしまう。勘弁してほしい」ともらす。県連の田中明幹事長は「執行部総退陣を機に新しい風が吹くことを期待し、新民主党と新人候補で勝ち抜きたい」と、かすかな期待をかける。

★与党幹事長が訪米延期へ

自民党の武部勤、公明党の冬柴鉄三両幹事長は3月31日、民主党執行部総退陣を受け、4月5日から6日間予定した米国訪問を延期する方向で調整に入った。民主党の次期代表が4月7日に選出される見通しなことから、今後の対応を与党内で協議する必要があると判断。武部氏らは小泉首相が6月に訪米してブッシュ大統領と会談することから、地ならしのため訪米を計画していた。(引用終わり)

辞職が侍らしいとかそういう話もあるが、民主党には「鞘の内」という考え方はなかったのだろうか。もっとも、自政党の代表辞任を他政党との政争の武器になどしてほしくもないが。

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コメント

前原代表、辞任表明
前原誠司代表は31日午後、両院議員総会終了後に党本部で記者会見を行い、代表辞任の意向を改めて表明した。


遅きに失した感じではありますが、永田議員が辞任を拒否している以上この方法しか事態の収拾は図れなかったのでしょう。

民主党のホームページには 「官製談合・天下り問題徹底究明サイトオープン」とがんばっているのですから、小泉デタラメ政治を徹底的に追求して欲しい!

投稿: Bitcafe | 2006年4月 2日 (日) 18:50

Bitcafe様、リコメントが遅れてしまい申し訳ありませんでした。

実のところ、当時、前原執行部総退陣や永田議員の辞職は遅かったのか早かったのかと言うよりも、なぜこのタイミングで?という感じでした。

民主党に野党としてのチェック機能をしっかりとしてほしいというのは全く同感ではあったのですが、遅きに失していたというよりも・・・・今でも尚この問題はくすぶっているのではないか、と感じられるのが正直なところです。

投稿: tomoyts1 | 2006年5月 9日 (火) 00:23

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