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2004年10月 9日 (土)

第二回大統領候補公開討論会

2回目の大統領候補公開討論会はタウンホールミーティング形式。

ブッシュ大統領、ケリー候補ともに、服装は一回目とあまり替わらない。
この討論会は、中西部の激戦州ミズーリ(若干ブッシュがリードか)のみならず、中絶の問題や徴兵制復活に関するうわさといったアメリカ人にとっては身近な争点を巡っても激しい舌戦が交わされた。

ケリーが、ブッシュを同盟国から支持を取り付けずにイラク戦争に突き進んだため「犠牲者の90%米軍で、戦費の90%もアメリカが負担している状況を生んだ」と激しく糾弾したところ、ブッシュが、静止を振り切って「イラク解放では約30の国が貴重な犠牲を払っているのに、こうした同盟国に敬意を払わない人間(=ケリー)に同盟を率いることなどできない」と強く反論する場面も。

どちらかというと、ブッシュの方が情熱的ないしは感情の交じった形で訴える、ケリーの方が理詰めで語りかけてゆくといった感じだった。個人的な感想では、ブッシュの方が聴衆に対してアピールしていた気もする。

ただし、もちろん自分の感想は一人の日本人としての感想であってアメリカ人の感想でもないし、こうした印象に関してはここ数日での取り上げられ方で(例えば両陣営の選挙担当者がTVに出て討論しあう中で)幾分影響を受けるかもしれない。
ちなみに、直近の緊急世論調査の、今回の論戦を制したのはどちらかという質問では
ABCで ケリー・・・・44% ブッシュ・・・・41%
CNNで ケリー・・・・47% ブッシュ・・・・45%
と、ややケリー優勢となっているがほとんど互角という評価がでている。
タイム誌による支持率も両者とも45%と拮抗しているし、同誌によると、ブッシュの強みの「好感度」が65%だったのに対し、ケリーは70%と5ポイントリード。

数週間前は接戦の中でもブッシュ優勢と伝える声が多かったが、今ではある点ではケリーが優勢、ある点ではブッシュが優勢という状況だ。

同じくタイム誌で女性の支持率がケリーが50%で、ブッシュの38%を12ポイントも上回っているという調査結果が示されている。
しかしながら、"Security Mom"といわれる女性有権者のうち約26%を占める層ではブッシュ支持が高いといったGreenberg Quinlan Rosner Researchの調査結果もある。

(参考資料)
「米と世界より安全に」ブッシュ氏 「イラク戦争は間違い」ケリー氏
The Security Mom Myth
大統領選、ブッシュ・ケリー互角の形勢…米誌が調査
「ケリー勝利」がやや上回る=米大統領選討論会TV調査

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